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BIGCATのステージ by イシノ


どうも。イシノです。


昨日はSPiNとのツーマンで大阪行ってきました。


会場のBIGCAT...


このステージに立ったのは18年ぶりです。


Jam9を初めて3年目の2005年、


関西の主要FM局が合同で主催していたバンドの大会があって、


地区予選を突破してたどり着いた決勝の舞台がこのBIGCATでした。


参加資格が「関西で活動しているバンド」だったんですが、


当時から大阪や京都、滋賀のライブハウスに出入りしていた僕らは、


まぁなんとかなるだろうとノリで応募したところ音源審査をパス。


そこから2回の予選を経て、決勝の舞台に立つことになりました。


何か関西で知ってくれてる人を増やして活動していく足掛かりを作れればいいという気持ちが主だったんですが、


自分たちがどんなふうに評価されるのかを知っておきたい腕試しの意味も大きかったんだと思います。


決勝当日、持ってるモノは出せたと思ってます。


当時は僕らも二十歳そこそこでゴリゴリに尖ってたので、ほぼ満員だったBIGCATのステージにも全然臆してなかった気がします。


結果からすれば、グランプリはおろか、各FM局の部門賞も獲ることは叶いませんでした。


直後は審査員たちに相当むかついてたし、納得いかない気持ちも大きかったんですが、


グランプリを獲ったバンドと当時の僕らの差が、今なら理解できます。



それは何かというと、


ステージの下にちゃんと気持ちを向けていたか否か


これだと思うんですよ。


それは歌でもトークでもパフォーマンスでも、


ちゃんと観客に理解されよう


一緒に空気を作りあげよう


そうゆう気持ちの突き抜け方や真摯さが足りなかったんだと思います。


終わったあとに、とある審査員の方に声をかけられました。


「君たちの音楽は素晴らしかった」


「でも他のバンドに票入れちゃったよ、ごめんな」



つまりそういうことなんですよね。


ちゃんとしたものを披露できたけど


全然届いてなかったってことです。



あれから18年経って僕らはちゃんとステージの下に思いを届けられてるだろうか。


言葉だけじゃなく気持ちでひとつになれてるか。


それを改めて確かめる意味でも


昨日のBIGCATでのライブはすごく重要でした。



MC中にフロアからおこる笑い声、


煽りも、向き合う気持ちも含めて


ライブが進む中で少しずつ観客の皆さんと距離が近づいてる感覚は、


18年前のあの時とは全然違いました。



だいぶ遠回りはしてきたけど、


当時できなかったことがちゃんとできるようになってる。


そんな自分の歩みを感じる1日になりました。



今年で結成20年、


まだまだ過去の悔しさや足りなさを晴らしていけるよう頑張ります。


立ち止まらなければ、いつか見たかった景色が見られると信じて。




イシノ




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